(VOVWORLD) - 第4次産業革命や国際参入が強く推進され、特に新型コロナウイルス感染症が流行している背景の中でオンライン輸出は多大な利益をもたらしてきました。ただ、新型コロナ禍の収束後もオンライン輸出が活発になると予測されています。
新型コロナウイルス感染症は伝統的な国際取引活動に支障を来す一方で、国境を超える電子商取引を推進しています。新型コロナのパンデミックの中でもベトナムの多くの企業はオンライン輸出を強化してきたことで収入の引き上げが図られました。実際、新型コロナが発生する前にも多くの企業がオンライン・トレードを効果的に行ってきました。
美術手工芸品や農産物の取引に携わる有限会社Glovimexのドアン・トゥイさんは次のように話しています。
(テープ)
「およそ3年前から我が社はE コマースプラットフォームを通じて輸出活動を行っています。Eサイトに美しい映像や動画を掲載し、顧客に自社の製品をPRしています。これはオンライン・トレードを効果的に進めるための重要な要素となっています。今年、新型コロナウイルス感染症が流行している中でも電子商取引を効果的に活用してきたので、我が社は困難を乗り越え、発展を維持しています。」
現在、国境を越える電子商取引が盛んになっているお陰で、オンライン輸出は大きなチャンスを迎えています。ベトナム現地法人「アマゾン・グローバル・セリング・ベトナム」のチャン・スアン・トゥイ最高経営責任者は次のように語りました。
(テープ)
「世界の小売業の売上高はおよそ28兆ドルに達しており、平均増加率は6%となっています。その中で、電子商取引はおよそ13%を占めています。現在、電子商取引の成長率は伝統的な直接販売の6倍となっています。今年、電子商取引の売上高はおよそ1兆ドルを達すると予測しましたが、先ほど、発表された報告では1兆4千億ドルに達すると見込まれています。これは消費者の購買習慣を変化し、企業にチャンスをもたらすことでしょう。」
企業界と実業家の需要を見極め、これまで商工省は企業、とりわけ中小企業に国境を越える商取引を支援するため、様々な活動を展開してきました。特筆すべきことは先ごろ、商工省は「ベトナムのEコマース支援プラットフォーム」2020年版を開発したということです。これはベトナム企業に新型コロナによる困難を早期に乗り越えるとともに、ベトナム・EU自由貿易協定などの新世代のFTAのメリットを活用するため、支援することが狙いです。これにより、中小企業をはじめ、ベトナム企業はオンライン輸出を効果的かつ順調に進めると期待されています。